2018.03.15 ほけんだより冬号2 耳の健康

2018.03.15 ほけんだより冬号2 耳の健康

子どもは耳管の構造上、中耳炎を起こしやすかったり、難聴が発見しにくかったり、耳の状態により注意していかなくてはいけません。耳の聞こえやさまざまな病気など、確認のしかたと対応法を覚えて、早期発見早期対応になるよう、気をつけていきましょう。
 
 
ことばと聴力
 
0〜4歳は、ことばを覚える重要な時期。このとき両耳が聞こえない状態だと、ことばの習得が難しくなります。

難聴は生まれつきのことが多いのですが、中耳炎など耳の炎症から難聴になることもあります。子どもの耳の健康について、日ごろから気をつけていくようにしましょう。
 
 
子どもの「聞こえ」チェック
「聞こえてる?」と心配になったら、確認してみましょう。

□大きな音に驚いたり、目を覚ましたりするか
□おもちゃの音に振り向くか
□周囲の呼びかけに振り向くか
□音楽に合わせて踊るか
□好きな音楽やCMソングなどに反応するか
□声のみの指示に従うか
 
 
気をつけよう! 耳の病気

◇外耳炎
原因:耳の入り口から鼓膜までの外耳道に炎症や湿しんができた状態。耳あかが原因になることもある。

症状:湿しんができるとかゆい、耳を触ると痛い、発熱やうみが出ることもある。

治療:抗生物質の点耳薬や内服薬を使うと、1週間程度で治まる。

ポイント:外耳炎になったら、耳をむやみに触らないように。
 
 
◇急性中耳炎
原因:かぜが原因で起こることが多く、ウイルスや細菌が中耳に達して炎症を起こした状態。

症状:激しい耳の痛みと、高熱。一時的な難聴・閉そく感がある。耳だれが出たり、乳児の場合は、おう吐や下痢が見られることも。

治療:化膿していなければ、抗生物質の服用で、ほぼ治まる。

ポイント:繰り返し中耳炎を起こすと、滲出性中耳炎になりやすいので、きちんと治すように。
 

◇滲出性(しんしゅつせい)中耳炎
原因:中耳内に分泌液がたまった状態。かぜや、急性中耳炎の繰り返しが原因で起こる。

症状:痛みや熱はないが、耳が聞こえにくくなったり、閉そく感・耳鳴りがある。

治療:必要に応じて鼓膜を切開し、たまった液を抜いてようすを見る。分泌液が吸収されて、自然に治ることも多い。

ポイント:痛みがなく気づきにくいので、耳の聞こえやようすの変化に注意。